Regalo、ミラノでの暮らし、イギリス留学、海外旅行、香水
  2002-クリスマスのイタリア
<ロンドンからフィレンツェへ>
今回はロンドン留学から帰国するついでにちょっと立ち寄るつもりだったのだけど、 留学を延長することになり、冬休みの気分転換旅行ということになった。
アリタリアでフィレンツェの空港につくと、外はどしゃ降り。 念のため折り畳み傘を持ってきてはいたけれど、これじゃ観光どころじゃないなぁ。 空港から中央駅へいくバスを利用するつもりでしたが、コインを全く持っていなかったので 運転手さんに「20ユーロ札は勘弁してくれぇ〜」ってなかんじで断られてしまった。 で、空港内の土産物やさんで絵葉書でも買って両替することにした。 この店のおねーちゃんは、すごく感じが悪かった! 隣の店のおねーちゃんと喋りまくり、私の買い物の会計をしていても喋りつづける。 私がなんか言ってもまったく無視で、差し出した20ユーロ札を見てやっと反応した。 しかも第一声が「チッ!」なんだよ、そうあからさまに舌打ちしなくたっていいじゃん! ムカつく女だなーと思いながらも、とりあえずコインができたからいっか。 外はどしゃ降りのままなので、次のバスが来るまで空港内で外を見ながら待っていました。 次のバスは15分ほどでやってきて、私一人を乗せて走りだした。 貸切路線バス。そりゃこの雨じゃあねぇ。オフシーズンもいいとこ。

この日は夕方にフィレンツェからシエナへの列車をすでに予約していたので、 実質的にはフィレンツェは4時間ぐらいしかいることができなかった。 といっても、フィレンツェは何度も来ているので、今まで行きそびれているところを 適当に見れば列車の時間になるだろうと思っていた。 今回は、ミケランジェロ広場へ行ってみたかったのだけれど、これは中止。 こんなひどい天気じゃあ、広場からの街の眺めもキレイなはずがない。 そこでとりあえずドゥオモまで行ってみた。
ドゥオモ前の広場に来たものの、やっぱり雨がひどくて上を見上げることもできない。 クーポラにのぼるのも、すでに雨に濡れた足下を見て断念した。そうすると、他に何ができるかな? しょうがないので(?)サンタマリア・ノヴェッラ教会へ行ってみた。 中はそんなに人も多くなくて、私は特に何を見るということもなく、 ひととおり中を見てまわったあと、しばらくぼけーっと時間が流れるのを待った。 「このあとどうしよっかなー」と途方にくれてしまった。 が、そうしているうちになんだかんだいっても時間は経つもので、 シエナ行きの列車の時間の30分ほど前になったので、だらだらと駅へ向かった。

列車は時刻通りで、シエナへ向かううちに雨は小降りになってきているようだった。 シエナの駅に着くと外はすでに真っ暗だったので、タクシーでホテルまで行くことに。 ホテルはATHENA。ネットで見つけたのだけど、いいホテルだった。部屋は広くて大きい窓もある。バスタブもある! きゃー!これを待っていた! ロンドンでの滞在ではバスタブにつかってのんびり・・・なんてことは無理だったので、 何よりも先にお風呂に入ることにした。あぁ、やっぱ日本人はこれがなきゃねぇ〜。 すっかりリラックスしたあとは、やっぱりお腹もすいてきたので、 ロンドンを出発するときにアントにもらったパンをぱくぱく食べた。 この日は、テレビを見ながらうとうとしていつのまにか眠ってしまった。

翌朝、ちょっと疲れがあったけどがんばって食堂で朝食をとり (私には軽すぎる朝食)さっそくドゥオモへ向かった。 ファザードはフィレンツェのドゥオモに似てるかも。 でもフィレンツェのそれよりも豪華な感じがする。 観光客はまばらにしかいないので、ばしばし写真をとる。 中には入らず、そのままカンポ広場へ。

シエナはとても小さい街なので、観光といっても街の中を ぶらぶら歩くだけでも雰囲気を味わえて楽しいです。 細い道が多く、車もほとんど走っていないので、 大観光都市のように身の危険を感じることもありません。 おじちゃんたちが路上でおしゃべりしてたり、 おばあちゃんが買い物袋をさげて道のまんなかをのんびり歩いたり。 こういう雰囲気は、小さい街ならではじゃないかと思います。
通りに面して並んでいるお店は、 どこもクリスマスの飾り付け がしてありました。 きれいに飾られているショーウィンドウを見るたびに ついついシャッターを押したくなります。 どれを見ても素朴でかわいくて、立ち止まってばかり。

カンポ広場につくと、ここもやっぱり人はあまりいなかった。 夏のPalioのときは、この広場がごったがえすほど賑やかになるのに、 冬はなんちゅー淋しい広場・・・。 イタリアで最も美しい広場のひとつだっていうらしいけど、 この冬の薄暗さでは、やっぱり共感できませーん。 ここはやっぱり春とか夏がいいでしょ、明らかに。 そのへんの地べたに座って日向ぼっこするのよさそうだもの。 ローマのスペイン広場だってそうよね。 わざわざ冬の寒空の下、広場に出てきても何もないし(笑)
見上げると、マンジャの塔には霧がかかってるし。 まぁ、12月はこんなもんなんでしょうかね。とりあえず、塔にのぼることにしました。 夏などの人の多い季節だと、この塔にのぼるにも人数制限があるらしいけど、すんなりスルーでした。 中に入って内側から塔の上を見上げてみると、螺旋階段が延々と続いていて、めまいがしそう。 かなり狭いので、人とすれ違うのも苦労しそうですが、幸か不幸か、てっぺんにたどりつくまでの間に たった一人の若者にしか出会いませんでした。
ところどころ階段のわきに小窓があるのですが、鳩の糞がいっぱいで、とても外をのぞく気にならない。 しかも、通路はだんだん狭くなってくるので、上着のすそを踏んでしまわないように気をつけないと。 のぼりながら思った。あぁ、なんで人間は高いところに行きたがるのかしらね。 「バカは高いところに行きたがる」という言葉もあったっけ。 途中何度かしんどくなってペースダウンしながらなんとかたどりついた頂上からの眺めは、気分いい!
眼下に広がるカンポ広場は、ほんとに貝殻の形をしてます。 広場を歩く人が、点に見える! まわりを見渡すと、あっ、さっき行ったドゥオモが見える。 あー、それにしても疲れた・・・。 ぼけーっと遠くを眺めてしばらく休憩。 それにしても、誰ものぼってこないぞーーー。

景色を眺めていても飽きてきてしまったので、おりることにした。 けど、おりるのはそれはそれで辛いのよね。 のぼるときに使った筋肉が、微妙にプルプルしてる(笑) ちなみに、おりる間は一人もすれ違わなかった。ということは、私がおりた時点でマンジャの塔は無人、ということ。 さっすがオフシーズン!
ちなみにマンジャっていったらイタリア語で「食べろ」っていう意味ですが、 この塔の鐘つき頭領のあだ名だったとか。マンジャグアダーニとかいう名前だったらしい。

ふたたびカンポ広場にもどり、お腹がすいてきたので、広場に面したピッツェリアでランチをすることにした。 バカのひとつ覚えのように、ピッツァマルゲリータとオレンジジュース。 お客さんが少なかったせいかもしれないけど、ウェイターが非常にやる気がなさそうだった。 ピザはまずくはないけど、喜ぶほど美味しくもなかった。 そのかわり、絞りたてのオレンジジュースは美味しくてぐびぐび飲みほしてしまった。おかげで寒さ倍増。

広場をあとにして、聖カテリーナゆかりのサン・ドメニコ教会やカテリーナの生家などを見てまわろうと思った。 が、そのサン・ドメニコ教会にたどりついたものの、閉まってる?! 扉が閉まっていて、入り口に何やら張り紙がしてあるものの、 どうも自由に中に入ってよさそうな雰囲気とは思えない。 建物のまわりをぐるっと見てみたけれど、他に入り口がある様子はなし。 うーん・・・しばらく考えたすえ「ま、いっか」と無理矢理納得し、 カテリーナの生家へ向かうことにした。 ところが、ここにきて天候が悪化し、ぱらぱらと雨が降ってきたので、疲れもあったことだし、 いったんホテルに戻ることにした。で、そこで見かけたのがこのこわい窓

結局その日はホテルに戻ってからまったりしてしまい、ホテルの近くの総菜屋さんで適当なものを買ってきて夕食をとり、 おとなしく休むことにした。翌日はミラノへ移動。 充分な観光はできなかったけれど、シエナの街はそれなりに楽しめた。 こういう小さな街は、大都市では決して味わえない雰囲気があるので、 また次回もこんなところに来てみたいなぁと思いました。


<電車でミラノへ>
翌日はホテルをチェックアウトしたあと、結局そのまま駅へ向かった。 チケットはシエナに来たときに購入済み。フィレンツェ経由でミラノ行き。 フィレンツェについて、ミラノ行きの列車に乗り換えるのに少し時間があったので、 恒例の駅構内のバールでパニーニとジュースをランチにした。 さて、ミラノ行きの列車が来たので、さっそく乗り込んでみると、指定座席にすでに一人の女性が座っている。 失礼のないように私のチケットを見せて、相手の座席を確認してもらうと、 なんとチケットに書かれている座席番号がぴったり同じ。つまり、ダブルブッキングされていたらしい。 車内はほぼ満席。うーん、どうしようかなぁ〜と考えているうちに列車は発車した。 この女性は「自分は間違ってないんだから」とでもいうように、 私のことなどおかまいなしに本を読み続けている。不親切だなぁ。 そのうち車掌さんがチケットの確認にまわってきたので事情を説明すると、 「こちらの女性はボローニャで降りるようなので、それまで待って」だと。 「空いているところに適当に座ってください」だってさ。 たまたま運良く、その座席の真向かいが1席空いていたので、とりあえずそこに座った。 ボローニャはフィレンツェの次の停車駅なので、この席に誰もこないことを祈った。 ボローニャに着くと、その女性は私に一言もなく席を立って降りていった。なんやねん。 何も無視していくことないじゃんか。

ミラノに到着したあとは、そのまま中央駅からメトロでドゥオモまで行き、 あとは宿泊するホテル「アリストン」まで歩いた。夕方だったため、トリノ通りはやや人が多かった。 歩いているうちに、いろいろな店のウィンドウを見るたびに立ち止まってしまい、 洋服やら香水やら、物欲がふつふつとわいてくるのを感じた。
ホテル・アリストンは、ネットで見たイメージよりも古くて小さいホテル。 部屋も広くはなく、リクエストしていたバスタブもなかった。 くっそー、こんなことならシエナでもっと飽きるほどお風呂につかっておくんだった!

食事はこれも毎度のごとく、ペックへ行ってお総菜を買ってきた。 ライスコロッケと、ついでに2階にあがって美味しそうなプチケーキまで買ってきてしまった。 ラズベリーがのってて酸味のあるタルトは私好み。おいしかった〜。 部屋でテレビを見ながら食事、というのがパターンになってしまったのは ちょっと淋しい気もするなぁ。

ミラノでは街のいたるところにキレイなクリスマスツリーが飾られていて イルミネーションも多くてにぎやかでした。 とくにガレリアのプラダの前にあったクリスマスツリーは、 近くでよく見るとオーナメントの一粒一粒がすべてクリスタル! さすがにここは通行人がいじれないように囲いがしてありました(笑) 今回はミラノにいても特別観光はするつもりはなかったので、ロンドンの友達へのお土産を買ったり、 ぷらぷら歩くぐらいしかしませんでした。 まぁ、ミラノは何度か来ているうちに、あまり面白いと感じなくなるものでしょうね。 とりあえずクリスマス時期のイタリアはこういうものなんだなーと実感し、 おとなしくロンドンへ帰ることになりましたとさ。いやー、ほんとに短い冬休みでした。
ロンドンに帰ってからは、ひとけのない寮でひっそりと年末を過ごしたのでありました。

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