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| 1999-パッケージツアーその2 | ||
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<ピサの斜塔・・・そしてなぜかリヴォルノ>
フィレンツェではもう1日自由にできるので、ピサの斜塔を見にいくことにしていた。
私は97年に一度行ったことがあるので、それほど思い入れはなかったのだけれど、
Tちゃんいわく「イタリアといえばピサの斜塔!」らしい。
フィレンツェ中央駅からピサへは電車で1時間ほどで、ピサ駅からはバスに乗ればすぐだという記憶があった。ところが今回は、駅の正面から出るバスに乗り、チケットに刻印を入れようとしたらある女性が「あっ、それ押しちゃだめ!」 すいません、もう押しちゃいました(笑)なんだか雰囲気が違うかなぁ〜と思いつつ、勘をたよりに適当な場所でバスを降り、 しばらく歩くと広場が見えてきた。 入り口を入るとドゥオモとだだっぴろい芝生が広がっていて、よく見ると小さな虫が無数に飛んでいた。 向かって右にマーケットが並び、左奥に斜塔が見える。 ドゥオモや洗礼堂の中は比較的静かで、ところどころ絵画が外されていて修復中だった。 広場で斜塔をバックに写真もとり、Tちゃんもご満悦。一息ついてさぁ帰ろうか・・・ じつは、ここからが悲劇だった。97年、そう、たった2年前に来たとき確かに乗ったバス停で、 待てど暮らせどバスがこない。私たちの他にも地元の学生やおばさんが待っているのに。 しばらくすると、ある若い男性が現れて何かを言い捨てて去っていった。 おばさんと学生もそれを聞いて怒ってどこかへ行ってしまった。なんだなんだ??? 何かあったのかなぁと不安になる。すると目の前にバスが1台停まった。 やっと来た!と飛び乗ってしまったものの、何かおかしい。 Tちゃんが「ねぇ、ほんとにこれでいいの?」「いいはずなんだけど・・・」 バスは走り出すと、私の記憶とは明らかに正反対の景色をたどって、明らかに違う方向へ進んでいった。 田舎だー。未知の世界だー。ごめんよ、Tちゃん。私としたことが・・・。 なんとかしなきゃと思い、まわりが少し街らしくなったときに近くに駅があることがわかり、バスを降り、 駅の名前を見て愕然とした。リヴォルノ(爆)。いやー、遠くへ来たもんだ・・・。あはは。 地図を見てびっくりしてください。しょうがないので(自業自得)リヴォルノからピサへの乗車券も追加で購入し、 今度こそちゃんと電車に乗ってフィレンツェへ帰った。一時はどうなることかと思った。 ちなみにピサのバスはその日、ストライキだったそうです。ちゃんちゃん。 <初めてのヴェネチア>
次に訪れた街はヴェネチア。水の都ヴェニス。やっぱり初めて行くところはワクワクする。
ただ、船酔いだけが心配。ホテルはメストレ地区という、いわゆる観光地とは離れているところにあった。一同は水上バスで移動。 このとき、現地のコーディネーターの女性が加わった。イタリア女性ならではのプロポーションに、 男性陣はにやついていた。しかも着ているものがすごい。ぴったり脚のラインが出るサブリナパンツに、 上半身は前を「一応」隠した布きれ(笑)一枚。後ろはヒモが数本とめてあるだけ。 そう、まさしく金太郎状態。これはちょっと日本人には着る勇気がないだろう。 水上バスのデッキでさっそうと風を切っている姿には、女の私でさえ釘付けだった。 サンタ・マリア・デラ・サルーテ教会やサン・ジョルジョ・マッジョーレ教会を眺めながら移動し、 陸に上がって最初に向かったのはサン・マルコ広場。 まっさきに目についたのはサン・マルコ寺院でした。ゴシック、ロマネスク、ビザンチン、 ルネッサンスなどさまざまな様式で増改築されている建物は、豪華な印象があってなんかかわいい。 手前には高さ99メートルの鐘楼があり、ふりかえるとサン・マルコ広場。 ここは鳩だらけです。餌なんか持っていようものなら、こんなことになります。 ここで合流した観光ガイドのイタリア人男性。びっくりするほど流暢な日本語、しかもダジャレまで言ったりする。 そこそこ笑える。つるっぱげでブルース・ウィルスに似た彼はサン・マルコ寺院、ドゥカーレ宮殿を案内してくれた。 どちらも中には金箔で飾られたモザイクや絵画が見事で圧巻です。ドゥカーレ宮殿と向かいの牢獄の間の運河には 溜め息橋がかかっています。橋の名前は、むかし牢獄から処刑場に引かれていく囚人たちがこの橋を渡るとき、 最後に外の景色を見て溜め息をこぼしたということに由来しているそうです。
このあと、3〜4人のグループにわかれてゴンドラ遊覧を体験。
細い運河をいくつもの橋をくぐりながら進む。ところどころ渋滞したり、
逆方向から来るゴンドラと今にも接触しそうなすれすれの距離ですれ違ったりする。
ゴンドラ漕ぎのおじさん(おにいさん)はエディー・アーバインに似ている。
前後の仲間と雑談しながら気楽に漕いでいる。サッカーの話をして盛り上がり、
日本人にもいいサッカー選手がいるといって褒めていた。15分ほどでもとのゴンドラ乗り場にもどり、そのあと集合までの1時間ぐらい自由行動になった。 私とTちゃんはちょっと小腹が空いていたので、路地を入っていったところに見つけたセルフサービスのバールで軽く食事をとった。 ヴェネチアの街は細い路地が複雑に入り組んでいるので、迷子にならないように 地図を見ながら気をつけてまわったほうがいいけれど、道のあちらこちらにサン・マルコ広場の方向をあらわす看板があるので少し安心。 私は事前にチェックしていたシルクスカーフの店があったので、そこで母へのお土産に プリーツの小さいスカーフを購入した。あとはふたりでブラブラ散歩。 なんとなく入ったベネトンでかわいいフリースのパーカーが気に入ったので、Tちゃんと色違いで購入。 Tちゃんは赤、私はグレーで、シルバーのパイピングが2本入っている。しかもとってもお手頃価格! が、集合場所へもどった私たちはちょっとびっくり。だって、みんなすごいお買い物! MaxMaraやらPRADAやら、とにかくブランドショップのでっかい袋をみーんな持ってる。 あんな短い時間によく買ったなぁ〜。私らなんて数千円のフリース買って満足してる。 かわいいもんだ(笑)そしてそのあと、このツアー最大(?)の事件が起こるのでありました・・・。 <事件です> 集合場所は運河に面した2本の柱の間だった。ところが、時間をすぎても現れないツアー客が2人いた。 彼女たちは私とTちゃんと一緒にゴンドラに乗った会社員のおねえさんで、話のあう人だった。 この2人が集合時間をすぎても来ないので添乗員みっきーは困ってしまい、結局、 金太郎コーディネーターが私たちを水上バスでメストレ地区まで連れていき、 その先のツアーバス乗り場であとで落ち合うことになった。 このとき、例のおばちゃん4人組が非常〜に嫌なことを言った。 「あの2人また遅刻よ!いい迷惑だわ!絶対に土下座で謝らせましょっ!」 それだけでは気が済まないらしく、さらに「あの2人が来たらみんなで無視してやりましょ!」 ぶちっ!(←キレた音)黙っていられなかった・・・「そういう意地悪やめましょうよ」 気づいたときには口から言葉が出たあとだった。 「そんなふうにみんなが気分悪くなること言うの良くないですよ」とつづけた私に、あの香水おばさんが逆ギレした。 「きっ、きっ、気分悪いのはこっちよ!集団行動を乱されて迷惑じゃない!」 ものすごい勢いで食ってかかってきた。ばかだねぇ、このおばはん。この私にケンカ売っちゃってるよ。 「迷惑だと怒る前に、何かトラブルがあったんじゃないかとか、迷ってるんじゃないかとか心配しないんですか? 理由も知らずにどうしてそこまで責められるんですか?」みんなが固唾をのんでこのやりとりを見ていた。 おばはんは懲りずになんだかんだと文句を言いつづけながら、半ば逃げるようにバスに乗り込んだ。 なんで人の非ばっかり責めるんだろう?自分だって多少なりともみんなに迷惑かけてるくせに。 ルールはもちろん守るように努力しなきゃいけないけど、他の人に対してある程度は寛容にならなきゃ。 だいたい、添乗員でもないのに出しゃばって仕切らないでほしいんだよねぇ。 Tちゃんはキレた私を横で喜んで(?)見ていた。あの「ぶちっ!」という音が彼女にも聞こえたらしい(笑) この一件以来、それまでほとんど会話などしなかった他のツアー客が、私やTちゃんに話しかけるようになった。 バスの中でも買った物を嬉しそうに見せてくれたり、自由時間での出来事などを楽しそうに話したりもした。 いっぽう4人組はというと、それまでより口数が少なくなったようだった。 結局その日は遅れた2人には会えないまま、一行はホテルにもどった。 おばはん達は、私に対して腹を立てていたのかもしれない。けど私は自分の言ったことが間違っていたとは思わないから、 何と思われようと構わないもんね〜〜〜だ。 <ミラノ日帰り> 翌日、私とTちゃんは1日の自由時間を利用してミラノへ行くことにした。 朝、霧の立ちこめる中ホテルを出発してメストレ駅までバスに乗り、ミラノ中央駅まで電車で向かった。 日本でいうと東京〜大阪ぐらいの旅でしょうか。ミラノではブレラ美術館を見てドゥオモを眺め、あとはショッピング。 Max&Coで私はグレーのショートコートを購入。それを決めるまでの間Tちゃんはというと、 気になったダウンを着てみたもののサイズがかなりでかかったので諦めたらしい。 PRADA本店では茶のナイロンリュックと、日本にはまだ入荷されていないちょっと珍しいデザインの ウォレットをすぐに決めた。あまり時間をかけなかったのは、 Tちゃんがうまく店員に接客してもらえていなかったので、間に入って通訳(?) やらアドバイスやらしたほうがいいと思ったから。Tちゃんはリュックとショルダーバッグを購入。 他にも知人へのお土産用にとポーチを選んだりした。今回はつかまえた店員がハズレだったらしく、 いまいちな接客だった。まぁねぇ。日本人客ばっっっかり相手にしていたらうんざりするだろうけどねぇ〜。 ミラノといえばあのジョヴァンニ・ガッリのマロングラッセも忘れずに。 帰りの電車は、荷物もあるし疲れも予想できたので、1等席を予約していた。 乗ってびっくり。かなり空いている時間帯だったので、コンパートメントは貸し切り状態。 二人して脚を投げ出し、すっかりリラックスしまくり、ときおり通路を通る車掌さんがそれを見て笑っていた。 <帰国〜解放の日> ヴェネチアのホテルをチェックアウトし、ついに日本へ帰る日がやってきた。 朝ロビーに集合すると、あの遅刻してみんなに心配をかけた2人のおねえさんが私を見つけて駆け寄ってきた。 「ごめんなさい!私達のせいで、すごいことになっちゃったんですって?!」 といって小さなチョコレートをくれた。おばはんとのケンカも誰かから話を聞いたらしく、 とても申し訳なさそうに謝っていた。あの日2人はやっぱり道に迷ってしまったらしく、 しばらく街中をさまよった後みっきーに発見され、無事に帰ってきたようだった。 みんなに迷惑をかけてしまったので、チョコレートを買ってきてお詫びに配っているらしい。 よく話を聞くと彼女たちも前日、私たちと同じようにミラノに行っていたとのこと。 4人でミラノでの話をして盛り上がっていると、じゃじゃーん。あのおばはん軍団登場。 BGMはダースベイダーのテーマです。香水おばはんは2人にこう言い始めた。 「あら〜、あなた達。大丈夫だったの?一昨日は心配してたのよぉ〜」だと。 よくもまぁ、そこまで裏表激しくできるもんだと感心してしまった。 2人がお詫びをしてチョコレートを出すと、「あらあら、まぁ、そんなぁ。 気を遣わなくていいのよぉ〜。でも無事でよかったわぁ〜」 ・・・呆れて開いた口がふさがらない、っていうかアゴ落ちそう。 おばはんが去ったあと、2人は「あのばばぁ、よく言うよ。むかつく」と(笑)。 その一件がおこる前から、彼女たちはあの4人組に対していい思いをしていなかったらしい。 何はともあれ、これで旅も終わるわけだし、お互い表面だけでも仲良く帰ればいっか。 それにしても、女って歳とるとみんな、あんなふうになっちゃうのかなぁ。 私も?!やだやだ、あんなふうには歳とりたくないね。 日本への帰りの飛行機ではTちゃんと席を別にされてしまったものの、 臭いおばはんは近くではなかったので一安心。例の迷子のおねえさん2人と隣になったので少し喋ったりしたけれど、 さすがに疲れてお休みモードへ。今度は大きな揺れもなく成田に着陸し、旅は終わりました。 今回はあらためて、団体ツアーはいろいろあって大変だわ・・・と実感。 添乗員というものがどんなに大変なものかも想像ができた。 余裕ぶっこいてテキトーなバスに乗ってしまわないほうがいい、ということも勉強しました(笑)。 団体ツアーは移動や荷物の運搬などが楽だというメリットもあるけれど、 やっぱり気に入ったホテルを選んだり、行きたいと思うところに行きたいときに行ったり、 電車で知らない人と知り合ったりできる個人旅行のほうが私は好きなのかもしれないなぁ〜、 と思う今日このごろでありました。 vol.1 にもどる
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