Regalo、ミラノでの暮らし、イギリス留学、海外旅行、香水
  1999-パッケージツアーその1
<久々の添乗員つきツアー>
今回は行き先がイタリアと決まっていたものの予算が低く、同行する友人Tちゃんといろいろ相談した結果、 某旅行会社のパッケージツアーに参加することにした。 かなり格安なものだし適度に自由時間もあるので、妥協したという感じ。
成田の集合場所、チェックインカウンターに添乗員らしい女性を発見したが、彼女かなりテンパっている。 大丈夫か?!団体なので席はあらかじめその添乗員(「みっきー」と命名)によって決められていた。 飛行機の席ってのはけっこうポイントになる。まわりの乗客によって、これからの十数時間におよぶフライトが 地獄になることもある。私の席のななめ後方に、年輩の女性4人組がいた。 同じツアーの参加者・・・彼女らがこのツアーの最強のキャラになることは、まだこの時には気づかない私たちでした。
アリタリア航空787便は、到着前にミラノ上空でかなり揺れた。いわゆるジェットコースター状態。 おばちゃん4人組の中の一人が気分が悪くなったらしくトイレに行こうとしたところ、 乗務員に止められゲロ袋を握りしめ泣く泣く席にもどった。 さすがの私も「あと5分もたない」と弱気になった頃、やっと着陸し、みんなが到着ロビーのトイレに駆け込んだ。 あーよかった。
ミラノからローマ行きの1045便に乗り換えるのに約1時間あいたので、Tちゃんと空港内の静かな場所で休憩した。 乗物酔いのムカムカが治まったころ再び搭乗し、気合いでもちこたえ、ローマに到着。 私もTちゃんもヘトヘトだった。


<ローマ観光名所めぐり>
翌朝、ホテルのロビーで集合した一行は、徒歩でコロッセオに向かった。 ラビカナ通りをてくてく歩いていくうちに正面にあの大きな外壁が見えてきた。 快晴で空が吸い込まれるほど青く澄んでいた。入り口付近にはいわゆるジプシーがちらほら。 猫が気持ちよさそうに日向ぼっこしてた。
あまり時間に余裕がなかったので、中も適当に見まわし、近くにある凱旋門を見て次の目的地へ向かった。 (ここからバス移動)車内から見えたのはヴェネチア広場
次に降り立ったのはサン・ピエトロ寺院、カトリックの総本山。何度来ても圧倒させられます。 今回も例のごとくクーポラに上がり、気持ちのよい風の中でローマの街を見下ろしました。

そして次にバスはトレビの泉へ。 観光客でごったがえしている中、お初のTちゃんは記念撮影。 慌ただしくて私はチャンスがなかった。コインを後ろ向きに投げるという恒例行事も無事終了。 団体行動はここで解散され、私とTちゃんは再度バチカン市国へもどり、バチカン美術館に行くことにした。
今年も私は数え切れないほど溜め息をこぼしました。 とにかく豪華、綺麗、すごい!中でもTちゃんがいたく感動(?)していたのが こちら。かわいいっていうか、こわいっていうか。
その後サンタンジェロ橋をぶらついて、夕方へろへろに疲れてホテルにもどった。 夕食をどうするかTちゃんと相談したけれど、街の中心部へもう一度出ていく体力はとても残っていなかったので、 ホテルの近くにあるレストランに行くことにした。 メニューにはパスタやピザなどのイタリア料理が手頃な価格で並んでいたので安心した。 ハウスワインの白とスパゲティとラザニアを頼んだところ、1皿のボリュームが予想以上にあったので食べきれなかった。 この店のウェイターはやけに馴れ馴れしく声をかけてきて「ラザニア」の発音が悪いと説教(冗談)までくらった。 そのあともテーブルの脇を通るたびに「うまいか?」とニコニコ笑ってつっついてくる。 彼にしてみれば日本人客相手にからかっているのかもしれないけど、私はそんなラテン系のノリをけっこう楽しんでいた。 ワインでいい感じに酔ってしまい、ホテルがすぐ近くだったことに救われた。あー充実した1日だった!


<フィレンツェへ>
今回の旅はすべてバス移動。車内で一緒に過ごすので、お互いのキャラが徐々に見えてくると、 いいこともあるけど嫌なこともある。就職の決まった大学生の女の子もいれば、男の子も数人いる。 親子や、会社の同僚同士という人もいた。 ある男の子はローマでぼったくりバーに連れ込まれ、コーラ1杯で約1万円も払わされたらしい。 ご愁傷さま。でも1万円で済んでよかったね。 そして例の4人組おばちゃん。このひとりが香水がきつい。バス移動でこれはかなり辛い。 でも、私もTちゃんもぶつぶつ文句いいながらもがまんしていた。
観光はドゥオモ、シニョーリア広場、ベッキオ宮殿あたりをまわり、ドゥオモ近くのレストランでみんなで昼食をとった。
このレストランに入る前、同じ通りにあるある店のウィンドウに私は興味をもっていた。 ちょっと変わったデザインの雑貨が並んでいて、その中の壁掛け時計に惹かれていた。 Tちゃんにそれを言ってみたところ、自由時間にまた来てみようということになった。 解散したあと改めてこの店を探し、店内に入ると、中にはモノトーン調のシックなものからビビットでポップなものまで、 どれも遊び心のあるものだった。ウィンドウに飾ってあった壁掛け時計は、ひとまわり小さい置き時計もあった。 商品をながめていると、品のいい紳士的な男性が声をかけてくれた。とても落ち着いた話し方で、優しい印象の人だった。 気に入ったその時計はガラスと鉄板で作られていて、とにかく重そうだった。 でも彼の「これはウチのオリジナル」という一言で私の気持ちはすっかり「お買いあげ」モード全開になってしまった。 頑丈に梱包してくれたけど、やっぱりでかくて重かった(笑)これを残る都市へ持ち歩くのかと思うと、複雑な心境だった。
ちなみにTちゃんもおそろいで、置き時計を購入しました。 (余談ですが、帰国したあとこれらのブランドが日本でも販売されていることが判明。 でも価格はおよそ倍!しかも、そのときに接客してくれた男性がどうやらデザイナーの マッシモさん本人だったらしいと知って喜びも倍増〜!)
Arti e Mestieriというもので、ロフトなどで扱っているそうです。
他の観光は、ドゥオモの中やウフィツィ美術館、ヴェッキオ橋など。 そうそう。ヴェッキオ橋を渡った向こうにあるMadova Glovesでお決まりの手袋を購入。 安くてサイズもあって、色や革の種類も山ほどある中から選べるこの店はやっぱりイイ。


<残念だったこと>
ここフィレンツェはイタリアの中でも、私にとって特にお気に入りの街だった。 なのに、今回の旅では2度も嫌な思いをした。
ひとつは、ドゥオモ近くのバールでTちゃんと「ジェラート食べたいねぇ」とショーケースを眺めていた時だった。 太ったウェイターが「アイスクリームが食べたいのか?」と声をかけてきたので、とっさにうなづいた。 すると彼はどこからか椅子をふたつ持ってきてオープンカフェのテーブルの隅に無理矢理それを並べ、 「ここに座って」といって足速に店内に消えてしまった。ちょっと待てー! ジェラートの種類も大きさも何も言ってないぞ!と困っていると、そのウェイターがすばやく戻ってきた。 二つの大きなフルーツ付き山盛りジェラートを持って・・・。
さすがにカチンと来た私は「こんなの頼んでません。メニューも見てません。フェアじゃない。 しかもそれ、ほとんど溶けてるじゃない。」と英語だけどすごい勢いでクレーム。 すると他のウェイターが来た。「奥でジェラートを用意するからどうぞ」と案内してくれた彼の対応は、 さっきのデブとは大違い。「フィレンツェは気に入った?」「日本のどこから来たの?」と気を遣ってくれたので、 怒り(?)も少し鎮まった。
ふつう、こういうことをされると日本人って、いくらだかわからない謎のジェラートを食べてしまうのかしら。 (後日ガイドブックやインターネットを見たら、この店で同じような経験をしたという人が何人かいた)

もうひとつは、共和国広場から夜ホテルへ帰ろうとタクシーを待っていた時。 (滞在しているホテル「メディテラネオ」はアルノ川沿いだけど少し遠い) タクシー乗り場なのにそこに車は1台も無し。夜はそんなものかなぁと思いつつ、 延々待ちつづけ、やっと来たと思ったら10メートルほど先のバールへと素通りされてしまう。 呼んでる客がいるのだからこれは仕方がない。問題はこれから。
ようやくタクシー乗り場に停まった車がドアを開けたので、やっと来た〜よかった〜と乗ろうとしたとたん、 いきなりドアを閉めて発車してしまった。なっ、何?!なんで?! 逃げたそのタクシーは数メートル先で停まると、いきなり現れた男(これがなんと私たちの後ろに並んでいた男) を乗せていってしまったのです・・・。ひどすぎる。Tちゃんも呆然。すぐ後ろに並んでいた女性が同情の顔をした。
その後、ついに現れたタクシーは女性ドライバー。ホテル名を告げると数分で到着。 その日は怒りというよりも、大好きなフィレンツェでこんな思いをするなんて、という悲しさのほうが大きかった。がっくり。

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