Regalo、ミラノでの暮らし、イギリス留学、海外旅行、香水
  1997-気ままなイタリアの旅
<セルフアレンジの良さ>
今年の夏休みはAちゃんとイタリアへ。ずいぶんと前から綿密な計画を立て、楽しみにしていたセルフアレンジの旅。 今回のプランはほとんどをAちゃんにいろいろ提案してもらい、それに私の希望もいかしてもらって決まっていった。
旅行会社に勤める彼女がとても頼りになる旅だった。

最初の街はローマです。私自身もイタリアはずいぶん久しぶりなので、ちょっと緊張。
宿泊は骸骨寺の近くのHotel Veneto。ここは今回滞在するホテルの中で一番星の数が少なかったのですが、 一般的なビジネスホテルという感じ。 ただひとつだけびっくりしたのはバスルームに入ったときでした。バスタブが、ちっちゃ〜〜〜い!! いや、これはバスタブとは呼べないよね。シャワーブースと思って使えば不満はないけど、 とても笑えるカルチャーショックでした。
ローマでの観光はガイドブックに並ぶ名所をまわりました。トレビの泉、バチカン美術館&サン・ピエトロ寺院、 コロッセオ、スペイン広場、真実の口があるサンタ・マリア・イン・コスメディン教会など。
ちょうど滞在が日曜日をはさんでいたので、毎週日曜日の朝にバルコニーに現れるという ローマ法王を拝みにバチカンを訪れた。
さすがカトリックの総本山だけあって、広場にはたくさんの人が集まってきてすごかった。 遠くの窓にローマ法王が出てきてマイクを通して説教をしていたようですが、 何を喋っているのかはさっぱりわからなかった。

また、バチカン美術館では イタリア男ってのはこういうものなのか〜と実感することがあった。 順路にそって進んだ終盤ごろの部屋にラファエロの見事な絵画が展示されていて、一瞬で一目惚れしてしまった。 なんとしても写真に残しておきたかったので、入り口にいた係の男性に 「ここで写真をとっていいですか?」と訪ねた。すると彼は 「ほんとはいけないんだけど、特別だよ。フラッシュ無しで、こそっと撮ればいいよ」と承諾してくれた。 ちょっと暗かったので苦戦してしまったけれど、なんとか撮ることができた。 撮り終わって部屋を出るときにもう一度その男性にお礼を言うと、「うまく撮れた?」 「日本から来たの?」と言って手を握ってきた。 オイオイと思ったけど露骨に嫌がるのも相手に失礼な感じがしたので適当に相づちをうっていると、 私の指輪に気づき「結婚してるの?」ときた。否定しつつお茶をにごし、 そろそろ逃げようかな〜と思ったとき、美術館の閉館時間が迫っていたらしく 他の係員が後からせかしに来た。追い出しってやつ。 おかげで投げキッスをもらいながらこの場を去ることができた。 嫌な思いをしたわけじゃないけど、これがイタリア男かぁ〜とあらためて感心してしまった。 だってあんなの、日本人がやったら大ヒンシュクだと思うし、かなりナルシストじゃなきゃできないだろうな。
ローマでは治安の悪さを心配していたわりに楽しめて、前回よりもずっと充実しました。よかったよかった。


<電車でフィレンツェへ>
ローマのテルミニ駅から電車に乗り、フィレンツェへ。 指定席は2等とはいえ広さは充分の6人用コンパートメント。 窓側に向かい合って座った私たちは、ときおり見える窓の外ののどかな景色に何度も喜んだ。 特に数回見られた一面のひまわり畑には感動で、シャッターチャンスをねらうのに必死だった。 よく見るとひまわりの顔はみんな向こう側を向いているのだけど、黄色いカーペット。かわいいっす。
私の隣には年輩の男性がひとり座っていた。私たちがローマで席に着こうとしたとき 「この席であってるの?」「指定席だよ?」と確認してきて、私はちょっとこわいなぁと思っていたのですが、 彼は私たちがフィレンツェに着く前の別の駅で降りていった。そのときAちゃんが 「あのおじさん、時々目が合ったんだけど、お話したかったのかも」と言った。 横にいる私はよくわからなかったのだけれど、何度も新聞を開いたり閉じたり、 落ち着きがなかったようにも思える。なんだぁ、じゃあ早く言ってくれれば (英語でよければ)楽しい旅ができたのに。おじさんシャイなんだから〜。 これからは電車で乗り合わせた人とは楽しくしましょ。
フィレンツェに到着するとローマとは違った雰囲気を感じた。 具体的に何がどうとは説明できないけれど、治安という問題だけじゃなく、やさしい感じがしてワクワクした。 サンタ・マリア・ノヴェッラ駅からさほど遠くないところにHotel Della Villeはあった。 このホテル、入り口が小さかったので、ローマのホテルと同じぐらいの広さを想像していたら、 部屋に入ってまたびっくり。広〜〜〜い!ベッドもでっかくて、バスルームももちろん大きいバスタブ付きで、 天井まである大きな窓も。大満足!!

フィレンツェではウフィツィ美術館、ポンテ・ヴェッキオ、ドゥオモを観光。 ウフィツィ美術館に入るのにかなり待った(列はアルノ川沿いに長くのびていて1時間以上待った)けれど、 それだけの満足できる絵画がたくさん展示されていた。
U字型の建物の中にある広場には著名な芸術家の像が並び、その前では美大生がオリジナルの絵や似顔絵を描いていたり、 有名絵画の不法なコピー品が売られていたりする。

そうそう。話は変わりますが、観光の途中で一息つきたくなった私たちは、 ポンテ・ヴェッキオの向こう側のバールでパニーニをテイクアウトし、いったんホテルの部屋にもどって 出直そうということにしました。昼過ぎぐらいでした。 部屋に入るとまだお掃除はされていなかったのですが、それよりびびったのはテーブルの上。 このホテルでは朝食がブッフェではなくルームサービスでいただけたのですが、 けっこうなボリュームがあったので私もAちゃんもジャムやパンを少し残していました。 それを見ると・・・荒らされてる。まるで動物が食い散らかしたかのように。 私たちこんなきちゃない食べ方しないよねー!と、よくよく考えてみると、 どうやら犯人はルームメイクの人らしい。 たぶん部屋を掃除するときに朝食の残りを見つけてつまんでいたのでしょう。 まだ途中なのに部屋を離れたタイミングに私らが帰ってきたので、さぞびびったことでしょうね。 私もAちゃんも一瞬こわかったけど、憎めない「つまみ食い」に笑みをこぼしてしまいました。


<キャンティ・ワイナリー見学ツアー>
フィレンツェ滞在のうちの1日、現地のオプショナルツアーに参加してトスカーナのワイナリーに行くことにした。
中央駅の前で集合しバスに乗り、ガイドはちょいと太めの中年女性が英語で説明してくれた。 ツアー参加者はみな外国人で賑やかだった。バスに揺られて2時間ぐらいだったでしょうか。 丘の上にあるカステロ・ヴェラッツァーノに到着。 眼下にはブドウ畑が広がり、まわりは静かで田舎に来たなーという感じでした。
大きな樽が並んでいるところを見たり、ブドウから加工する工程を説明してもらったりしてひととおりまわったあと、 ダイニングでワインの試飲が始まった。5〜6人でひとつのテーブルを囲み、赤も白も飲み放題。 しかもおつまみのブルスケッタも山ほどある。こりゃ飲める人にはたまらない。 私はワインは好きだけど量多く飲めるわけではなく、Aちゃんもお酒はあまり飲まないほう。 適度に酔ってきた私たちはバルコニーに出て酔いを醒ましたり、写真を撮ったりして集合時間を待った。
また、キャンティ・クラシコの他にジャムなども販売されていたので、お土産にいくつか購入しました。 帰りのバスはさすがにみんな静かにお休みで、ひと眠りするうちに中央駅に到着。なかなか面白い1日でした。

<ピサ〜ミラノ>
フィレンツェを後にした私たちは、電車でピサへ。
同じ2等でもローマ〜フィレンツェ間のときよりも若干クラスの低い車内。 でもピサにはあっという間に到着し、駅のコインロッカーに荷物を預けて斜塔をめざしました。 駅前のバスに乗るとすぐに斜塔近くの広場に着きました。塔はたしかに傾いていました(笑) 他にはあまり深い印象はありませんでした。広場の芝生がとても鮮やかだったので、 天気がいい日にのんびり過ごすのもいいなぁと思いましたが、今回はあまりゆっくりせず駅にもどり、 今度は特急の1等車両でミラノへ。今までの移動とは違い、おしぼりやスナックのサービスもある。
シートもゆったりしててきれい。まわりはビジネスマンが多かったので、前回の教訓 「車内で楽しく会話」というわけにはいかなかった。
ミラノに到着すると、駅のホームの上にかぶさっている大きなドーム状の屋根が印象的。 かっこいい駅だなぁ〜と感心。すぐにドゥオモ近くのホテルへ向かう。
今回のこのHotel Spadari、まさにデザイナーズホテル!やはり入り口は狭いけど、 部屋の中はモダンにデザインされていた。広さはDella Villeほどはないものの、人気があるというのも納得だった。 Aちゃんの仕事のおかげでディスカウント料金で滞在できたのでありがたい! 通常料金はちょっと高く、シングルで2万円ぐらい。立地条件もよく、ドゥオモまで歩いて1〜2分。 並びにはMax Maraがあり、ちょっとウィンドウを見るとセール中だったので寄ってみた。 日本人の店員さんがいたので話がはずみ、私とAちゃんはおそろいでナイロンのロングコートを購入しちゃいました。
また、ホテル正面の道沿いには食材やさんのペックやマロングラッセで有名な老舗の店 ジョヴァンニ・ガッリがあったので、美味しい物をたんまり購入し、部屋で夕食に食べたりもしました。
他にもショッピングははずせないミラノ。 ガレリアやモンテナポレオーネをぷらぷら。ミラノではあまり観光するところはないのですが、 ブレラ美術館とサンタ・マリア・デレ・グラツィエ教会の「最後の晩餐」を見ました。

「最後の晩餐」は教会の食堂なのですが、修復中ということもあり内部はやや暗く、 脇のほうには足場が組まれていたので、絵の全体を見ることはできませんでした。 この頃はまだ予約制ではなかったので並べば入れたのですが、今は事前に予約しなきゃならないようです。

他にホテルのすぐ近くのアンブロジアーナ美術館にも興味があったのですが、 この年は改装中で公開されていなかったので断念。
最後にはドゥオモの上部にのぼったりして、ここミラノでも充実した時間を過ごしました。

<帰りの飛行機が〜!!>
というわけで、長いようであっという間だったイタリアの旅も終幕へ。
ホテルを発つ日は朝から強い雨。朝食(ここもルームサービス)で今回の旅で初めて ブラッドオレンジジュースを飲むことができて嬉しかった。 免税で購入したものは空港で見せなければならないので、スーツケースとは別に荷物になってしまった。 ホテルで呼んでもらったタクシーでは中央駅まで行って、そこからは電車で空港まで行くつもりだったけれど、 雨も強く、運転手の強力なセールストークもあり(笑)そのままマルペンサ空港に向かった。
空港に到着すると早々に免税手続きやチェックインを済ませ、あとは残っていたリラ通貨を きれいに使いはたして搭乗を待つのみだった。ところが!
キレイにリラもなくなって搭乗ゲート前へ行くと、どうやら大幅にディレイしているらしい。 この雨だし、ミラノは霧がひどいと遅れがでるのは仕方がないと以前きいていたので、 諦めてロビーの椅子に座って気長に待つことにした。が!!ディレイの理由を聞いて唖然! 私たちが乗るはずの飛行機は、日本から到着する便に折り返し乗ることになるのですが、 この日本〜ミラノ間の飛行機が途中でガス欠になり、モスクワに緊急着陸したとかいう。 その飛行機がミラノに到着しないと私たちも日本に帰ることができないってこと。 で、結局ディレイ時間はなんと8時間!!!
14時に発つはずの飛行機が離陸したのは、夜もどっぷりふけた22時でした。 こんなのがわかってたら、ミラノでもっとゆっくりできたじゃんかーーー! さすがにこれには怒り爆発。出国手続きも済ませ、ただひたすら待つしかなかったあの8時間、あほくさ。 さすがアリタリアって感じですかね。
その後は特に問題なく日本に到着し、無事にこの夏休みは終了しました。
いやー、ほんっとに大満足の旅でした。Aちゃんありがとう! なんといっても移動やホテル、観光ルートをすべて自分で決められたというのはよかった。 Aちゃん様々です。次回イタリアに行くときも自分でプランを練って行きたいなぁとつくづく思いました。

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